趣味の美術館巡り〜豊田市美術館～｜豊橋市の工務店

こんにちは！夏目デザインで設計を担当しております大武です。

夏休みとあってか、各地の美術館で面白そうな展示が目白押しです。

その中でも、小さい頃から好きなエッシャーの展覧会を見に、豊田市美術館へ行ってきました！

エッシャーといえば、騙し絵。

私が小学生の頃に展覧会で見たことがあり、その不思議な世界に惹かれてポストカードを買った覚えがあります。

そんな思い出のエッシャー作品が見られる！ということで楽しみにして美術館へ向かいました。

展示室に入ると、びっくりするのは作品数の多いこと！

そして、それらが分類されて展示されているのがわかりやすかったです。

写真撮影可能でしたので、写真とともに一部をご紹介します。

初期の、騙し絵ではない絵、風景画などはとても上手くて技術のある人なのだと感じました。

その後、テセレーションという敷き詰めの技法を取り入れ始めます。

平面を分割して構成する技法で、下の画像では分割された面が青い鳥と白い鳥になっています。すごい！

そして、その応用でメタモルフォーゼ（変容）の技法に進化していきます。

先ほどの敷き詰めが少しずつ形を変化させていくというもの。

下の画像では、黒い鳥と白い鳥が入れ子になってだんだん入れ替わっていますし、畑の模様にも繋がっています。

こうした技法ごとの展示がとてもわかりやすかったです。

終盤では、空間構成を捻じ曲げた技法、エッシャーの代名詞的な作品も数々が展示されていました。

体験コーナーもあり、親子連れで楽しむ方々もたくさんいらっしゃいました。

こちらは体験コーナーの一つ、鏡の部屋。

鏡空間で見られる構成もモチーフにした作品があるので、ぜひ見比べてみてください。

全体を通して、エッシャーの技術力と応用力を感じました。

私も技術を磨き、経験を積んで応用力を身につけていきたいと思います。

会場となっている豊田市美術館は、建築家・谷口吉生氏の設計で、シンプルで美しい建築に触れられたのも、とても良い機会で勉強になりました。

展覧会は9/23まで開催しています。

お子様でも楽しめる工夫がされていますので、ぜひご家族連れでも訪れてみてください！

展覧会「エッシャー　不思議のヒミツ」（豊田市美術館HP）