南向きに家を建てるな
PROBLEM南向きの家の問題点
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東西南北に道路が走り、道路に沿って家が並ぶ…。よくある光景です。南側に大窓や大型サッシを据えて日光をふんだんに取り入れ、明るい家とする志向です。真南を向いた居室は理想のような気もしますが、果たしてほんとうに理に適っているでしょうか。というのも、建物の壁は基本4面。真南を向いていない側、とりわけ北向きの部屋は朝も夕もまったく陽が当たらず一年中日陰になっていまいます。おまけに、北側の窓は小さくする傾向もあり、なおさら暗くジメジメした場所になってしまいます。このことが、北向きの外壁の黒ジミやカビの繁殖につながってしまうのです。建物内部では、北側にある押し入れが年中湿気やすくなるためカビが繁殖してダニを誘発し、アレルギーを引き起こす大きな要因になります。当然、建物の劣化が早くなりますし、見た目もよくありません。
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SOLUTION解決方法「すべての壁に太陽の光をあてる」
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この問題の解消策は、『全ての壁に太陽の光をあてること』。例えば真北に向くはずだった壁面を北東向きにすれば、朝日が当たります。むろん、南東&南西面には日中たっぷり陽が注ぐことに。そして日没にかけて北西側に西日があたるので、建物4面全面に陽があたるのです。道路を起点にするのではなく、太陽の通り道を考えて家を配置する。何より自然の恵みであるお日さまの光と熱をあますところなく受容できる位置取りこそ重要なのです。建蔽率や駐車場の確保・庭のつくり方についてもご提案いたします。
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