株式会社夏目デザイン
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長い時間過ごすからこそキッチンまわりを安易につくっちゃダメよ

2021.09.29 家づくり 家づくりスタッフブログ

 

近年の家づくりでは、対面式のキッチンで、キッチンとダイニングとリビングを分離せず、広々としたLDKが主流となっています。その理由の1つが、複数のコトを同時に兼ねながらすることが出来る利便性です。俗にいう「ながら作業」ですね。

 

キッチンで料理をしながら、ダイニングテーブルで勉強する子供たちが見れますし、リビングで遊ぶ子供たちの姿も見れます。尚且つ、テレビを見ることも出来る、といった感じですね。

 

しかし、利便性に優れた半面、対面式のキッチンにも注意すべきポイントがあります。

 

 

こんにちは。愛知県豊橋市の工務店、夏目デザインの広報、松井瑠夏です。今週の土曜日は娘の初めての運動会♪

コロナ禍で30分だけと短時間ですが、思う存分楽しみたいです!家族で過ごす時間も大切にしたいなと常日頃思っています。

 

さてさて、対面式のキッチンの注意点に話を戻しまして、その注意点とは、「キッチン前に作るカウンターに色んなモノを置いてしまう」という事です。

 

例えば、薬や絆創膏、学校からもらってきた手紙や郵便局、スマホに鍵に時計といった小物、そして調味料などのキッチン用品、他にもTVあやエアコンのリモコンなど…

ちなみに私の今住んでいるアパートにもカウンターがありますが、記載したもの8割が置いてあります。笑

 

特に小さなお子さんがいるご家庭は、子供の手の届かない所に…とカウンターの上に物を置くことが多いですよね。

 

 

これらのモノをこのキッチン前のカウンターの上に並べてしまうと、まずキッチンからダイニングへのダイレクトな料理の配膳がしづらくなってしまいます。また、キッチン前はシンクから洗剤や水が飛びますし、コンロ前は水や油が飛ぶため、この前に置いてあるモノ自体に水や油が付着します。また、カウンターの上に溜まったホコリに油が付着すると、汚れが固まり、掃除しにくくなってしまいます。

 

なにより、リビングやダイニングから最も目に付くのが、そのカウンターの上であるため、そこが物でいっぱいの場合、生活感にあふれ、掃除が出来てなさそうなダラシナイ家に見えてしまいます。

ですので、このキッチン前カウンターにモノが置けないよう工夫や、ここにモノを置かなくてもいいように、ダイニングキッチン周りの収納のつくり方に工夫が必要というわけですね。

 

 

工夫その1:物を置けなくする

 

このキッチン前のカウンターをつくらないとなれば、アイランド型やペニンシュラ型のようなフルフラットタイプの対面式キッチンにするという選択枠がありますが、これはこれで、キッチンの手元が丸見えになってしまうため、キッチンの掃除や片付けに手間がかかってしまうなど、一長一短あります。

 

ということは、手元を隠しつつ、カウンターの上にモノが置けないようにすることが、最良の解決策ではないのでしょうか?

 

結果、モノが置けなくなるため、スッキリとした見た目にもなりますし、このカウンターの掃除も楽になるのではないでしょうか。

 

 

工夫その2:収納を工夫する

 

そして、もう1つの工夫が収納の作り方です。先程もお伝えしましたが、リビング周辺に置くモノは細々したモノばかりです。それらを、ゆとりを持っておくことが出来る収納をつくることが重要になります。

 

また、ただ置けるスペースをつくるだけではなく、同時に細々としたモノを管理しやすくすることもとっても重要なことになります。

 

カウンターのつくり方と同時に、あらかじめ、収納のつくり方にも配慮することが出来れば、このキッチン前カウンターの景観は、ずいぶんと美しくなるのではないでしょうか…

 

 

番外編:キッチンの背面にも配置すること

 

さらに、LDK全体をよりスッキリ美しく、無機質に保ちたければ、キッチンの背面に置くであろう家電製品にも配慮が必要かもしれませんね。

 

例えば、冷蔵庫。丸見えに置けば便利です。しかし、ゴミの日程表や、子供の学校の予定表や、その他諸々をマグネットで貼ったりしないですか?私はしちゃってます。笑

 

また、トースターや炊飯器、電子レンジの周辺は常にキレイに片付いてますか?お仕事に行かれてたり、家事育児に忙しい日々だとキレイに保つのは結構難しかったりしますよね。

 

 

これらもキッチン前のカウンター同様に、リビングやダイニングから丸見えになってしまう場所となります。ですので、キッチンの背面も使い勝手だけでなく、片付けやすさやスッキリ感とのバランスも配慮しつつ考えてみてもいいかもしれませんね。

 

 

(愛知県豊川市の邸宅)

 

ということで、このキッチン周りについては、実際、暮らし始めるとどうなるのか?という事をある程度想像しつつ、どのようにするのが最適なのかを導き出してくださいね。これが、より美しいリビングダイニングキッチンをつくり、維持し続ける秘訣ですので…

 

次回は、我が家のLDKの間取り公開しちゃおうかな…なんて考えてますので、また見てくださいね。