無垢の床の特徴をご紹介
2023.07.09 家づくり「無垢のフローリングに憧れるけど、傷つきやすいって聞いたので、普通のフローリングのほうがいいのかな?って思っているんです。」って声をたまに耳にします。
つまり多くの家族が「無垢の床=傷つきやすい」「フローリング=きずつきにくい」って思っているのではないかと思い執筆、執筆まぁそんなことはないし、どんな建材でも木を使用していることがほとんどでことは同じです。という話
こんにちは、豊橋市の工務店の設計スタッフ高橋です!
最近とても暑いのでエアコンを使用しています!
話を戻しましてまずあるのが、実家の床がぶかぶかしているお家ってございませんか?
昭和57年生の実家の床はフロア合板のみで床が造られており30年は持たずに、素振り箇所以外もいつ抜けてもおかしくない状態に…12mmの材料では耐久年数は20年といったところでしょうか?しかし今の新築のお家は床の仕上げの下の多くに24mmの厚みがある合板を一度貼ってその上に仕上げ材を貼る作りをしているのでフロアの仕上げ材自体の強度には頼らなくてよくなっていると思います。仕上げとしてはどうかと思いますが…24mmの合板だけでも僕たちが息絶えるまではどうにもならないことは保証できます。
フローリングの多くは表面にシートを貼ってあります。もし何かを落として凹んだ場合、表面とは全く違う素材が顔を出すことになり、やたらとそこだけ目立ってしまうことになります。また傷が入った場合も、その傷は余計目立ってしまうことになります。
だったら無垢の床のほうが絶対に良いのか?と言われれば、無垢の床にももちろんデメリットは存在するので必ずしも良いとは言い切れなかったりします。
ということで、今回は無垢の床のメリットとデメリットについて簡単にお伝えさせていただきますのでおつきあいいただければうれしーです。
無垢床のデメリット
→木の材質によって価格が大きく異なる
よく採用している床材は比較的安価で手に入るパインから、パインに比べると少し金額が高くなるオーク(ナラ)やチークにウォルナット、そして、美味しそうな名前のアメリカンチェリーなどバリエーション豊富に取り扱っています。
このように木の材質によって価格が変わるのが無垢の床の特徴です。
→隙間ができたり、反ったりする
材料のグレードや木の種類によって多少異なりますが、夏の湿気が多い時期には膨張し、冬の乾燥した時期には収縮するのが無垢の床です。
そして、収縮すれば隙間が生じ、そこにホコリなどが溜まりますし、膨張すれば木と木の繋ぎ目の部分が盛り上がり少し反ってしまうこともあります。
→凹みや傷がつきやすい
これも木の種類によって異なってくるのですが、比較的柔らかいパインは凹みや傷がつきやすいでしょうし、逆にオークやウォルナットなどの硬い木は凹みや傷がつきにくいです。
しかし、傷がついても分かりにくいですし、凹んでも水を染み込ませれば元通りとまではいかなくても、ある程度修復させることが出来るというメリットを同時に持ち合わせているのが無垢の床です。
無垢床のメリット
→足触りがよく、足腰への負担が少ない
比較的柔らかいパインの木はフローリングに比べて足触りがよく、足腰への負担も少なくなります。
小さなお子さんや赤ちゃんがいらっしゃる方、床でゴロゴロ寝そべりたい方には最適な床材だと思います。
→色があせないし、表面がはがれてくることがない
太陽の光を沢山浴びたとしても、フローリングのようにそこだけが変色するようなことがありませんし、フローリングのように表面シートがベロンと剥がれてくることもありません。
ですので、見た目が悪くなるようなことがないので床を張り替える必要はありまあえんし、ほとんどメンテナンスをする必要もありません。
→夏場、床がベタベタすることがない
湿気の多い夏場、フローリングは床がベタベタしてしまって足元が不快になりますが、無垢の床はベタベタすることがありません。
→足元が暖かい
無垢の木は空気を含んでいるので熱を通しにくいという特徴を持っており、そのおかげで足元が暖かく感じられます。
といっても、あくまでフローリングに比べてなので無垢の床だからと暖房がいらないほど暖かいというわけではありません。ですが、寒い冬でも室温さえそれなりに暖かく保っていればスリッパなしでも過ごすことが出来るのが無垢の床の良いところです。
他にも色々メリット・デメリットはあると思いますが長くなりそうなのでこれくらいにしときます。笑
個人的には無垢の床の方が圧倒的にお洒落になると思います!あとはやっぱり本物ってのがいいですよね。